トステムの玄関扉(扉名:ポルトNX)に付いているキーシリンダー上下一式と、錠ケース3か所の動きが重いとの事での鍵穴+錠ケース3か所で一式交換のご依頼です。
交換前
赤○で囲んだ部分を交換します。
交換する鍵穴部分
まず、上下のキーシリンダーを交換します。
このタイプの不具合症状としては、キーを刺して回すときにジャリジャリする感じがあるのと、内部部品の摩耗で、通常はキーを抜き差しできる停止位置で「カチン!」と止まってくれて分かりやすいのですが、摩耗してくると、キーを抜く位置が曖昧になってしまい、使いづらくなってしまう事が多いように感じます。
交換する錠ケース3か所
刻印部分を拡大すると
QDB-855(ガードロックケーシング)… 鍵穴が2段階に「ガチャ・ガチャ」と動くタイプのケーシングですが、この扉の中では経年摩耗一番動きが悪くなる部品だと感じます。※各メーカーでこのガードロック錠という物を使っている扉が多いですが、どのメーカー品でも、約10年~15年位で内部部品の摩耗で不具合が出始める感じがします。
QDB-857(プッシュプルケーシング)…扉のハンドルと連動している錠ケースですが、主な不具合症状としては、扉を開けるときに引っかかる。扉を閉める時にも一度引っかかってから閉まる。などが多いです。
QDB-856(本締り錠)…この扉の中では、比較的不具合が出にくいパーツではありますが、今回の現場では、若干の不具合がありグリスアップで復旧するかな?という感じでしたが、「折角交換するならまとめて交換してください」というご希望がありましたので、3か所まとめて交換させていただいております。
交換工事完了
扉の開閉と施開錠した時の動きが、滑らかになったと喜んでいただけました。
※このポルトNXの場合、上側のQDB-855 ガードロック錠ケーシングを交換すると、扉の建付け調整が必要な時があります。
「トステム QDB-855 錠ケース交換と扉の建付け調整」の記事も参考にしてください。
補足
扉の開閉や鍵を回すときに「あれ?変な音がするな…。」となったら注意信号とも思います。
実際見ないと分からない場合もありますが、「お問い合わせ」ページから扉の写真を送っていただければ、概ね判断は出来る場合も多いです。
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